加湿器を買うなんて勿体ない!
アロマディフューザーで代用できたら省スペースだし、お金も使わずに済みますよね。
でも私の経験と調べてみた結果によると、アロマディフューザーを加湿器代わりにするのは難しそうです^^;
今回はその理由や代案などをお伝えしますね。
目次
アロマディフューザーは加湿器の代わりになる?
基本的には代わりにならないみたい
多くのアロマディフューザーは、基本的に加湿器として代用することはできません。
その証拠に、あるアロマディフューザーの取扱説明書にもこんな事が書かれていました。
無印良品は店舗もよく見かける雑貨の有名メーカーですよね。
そのメーカーが発表しているので、間違いないと思います。
もちろんそれだけではなく、使えない理由もちゃんとありますよ。
加湿器には水が大量に必要だから
私は空気清浄機と加湿器が一緒になったものを使っていますが、タンクには水が3リットルくらい入り、その水が7〜8時間くらいで無くなります。

先ほどの無印のアロマディフューザーだと、2サイズありますが、大きい方でも水タンク容量は350ml。
加湿器の3リットルと比べると、全く水の量が違いますよね^^;
もっと大きなアロマディフューザーなら加湿器として代用できるかもしれませんが、少なくともこのくらいの大きさのアロマディフューザーでは気休め程度にしかならないと思います^^;
気休め程度の加湿ってどのくらい?
アロマディフューザーでは基本的に加湿できません。
気休め程度。
でも気休め程度ってどのくらい?それによっては加湿器として代用したい
そう思った方のために、「通常の加湿器」と「アロマディフューザー」の能力の違いを比較してみました。
6畳の部屋に必要な加湿能力
加湿器には1時間に加湿できる能力「最大加湿量」というものがあります。
上の表を見ると、例えば6畳の洋室を加湿する場合は、200ml/hくらいの能力が必要みたい。
大きいアロマディフューザーの加湿能力
それに対して、アロマディフューザー(無印良品)の加湿能力を見てみると…
最大加湿量(※)は約116ml/h。
6畳の場合に必要な加湿能力の約半分。
加湿にはモノ足りませんが、このくらいなら少し空気が潤うかもしれませんね。
小さいアロマディフューザーの場合
先ほどは大きいアロマディフューザーの場合でしたが、無印良品の小さい方の加湿能力を計算すると、約20ml/h。
6畳の場合に必要な加湿能力の約1/10。
これでは気休め程度にもならないと思います^^;
もしタンクの小さいアロマディフューザーを使っていて、加湿器代わりにならないかな?と思っている人は、このあと紹介する別の加湿方法のほうが良さそうです。
【代案】アロマディフューザーに代わる加湿方法
小さいアロマディフューザーでは加湿できないなんて残念ですよね^^;
そこで代案も1つ用意しました。
濡れたタオルを干す
加湿にはアロマディフューザーではなく、濡れたタオル(手で絞ったもの)を数枚干してみましょう。
1枚ではたかがしれていますが、5〜6枚でも干していればアロマディフューザーよりも加湿効果があります。
扇風機などで風を当てるとより効果的です。
霧吹きはおすすめしません
加湿方法を調べると「霧吹きを部屋にシュシュっと吹きかけて加湿する」というのを見かけますが、これはあまりおすすめできません。
霧吹きのミストは粒子が大きいので、ほとんどが地面に落ちてしまうからです。
床がビショビショになるだけ^^;
それよりもタオルを干す方が加湿には向いていますよ。
アロマディフューザーを加湿器として使う時の注意点
大きいアロマディフューザーなら、気休め程度ですが加湿できそうですね(6畳程度の部屋の場合)。
もしあなたが持っているアロマディフューザーが大きいタイプなら、以下を守って加湿器として代用しましょう。
連続運転で使う
アロマディフューザーには連続運転と間欠運転(動いたり止まったりを繰り返す)がありますよね。
加湿器として代用する場合は加湿能力をできるだけ高めるために、連続運転で使いましょう。
床濡れ対策をする
連続運転でずっと使い続けると、きっとアロマディフューザーの周りがビショビショになってくると思います。
そうならないように、アロマディフューザーの周りにタオルを敷くなどの床濡れ対策をしましょう。
その際に、もしアロマディフューザーの裏面に通気孔(空気を取り込む穴)がある場合は、塞がないように注意してくださいね。
でもやっぱりアロマディフューザーより加湿器の方がメリット多め
ここまで代案として「タオルを干す」や、大きいアロマディフューザーを使った加湿方法をお伝えしましたが、経験からお伝えすると、やっぱり加湿には加湿器があったほうが便利。
もしもう一台おけるスペースや金額に余裕があれば、加湿器もおいてみましょう。
加湿器ならではの色々なメリットがありますよ。
加湿能力に優れている
まずは途中でもお伝えしたように、加湿能力が全然違います。
6畳くらいの部屋なら大きめのアロマディフューザーでも、気休め程度に加湿できますが、それ以上広い部屋なら加湿器は必須。
音が静か(気化式の場合)
アロマディフューザーは連続運転すると、超音波のポコポコという音が気になりませんか?
加湿器にはいくつかタイプがありますが、気化式(水をファンで水蒸気にする)の加湿器ならほぼ無音で、寝室などに置いておいても気にならないほど。
水の交換を頻繁にしなくていい
アロマディフューザーで代用すると3時間に1回など、頻繁に水を交換する必要がありますが、加湿器なら水が数リットル入るものが多いので、1日つけっぱなしでも大丈夫な機種がほとんど。
雑菌が気になる人も使える(熱するタイプ)
加湿器には色々なタイプがあり、ポットのように水を熱して水蒸気を拡散するタイプもあります。
これを使えば雑菌が気になる人も安心。
色々な用途から選べるのも加湿器ならではです。
アロマディフューザーは香りを楽しむもの、加湿器は加湿をするもの。
やっぱり、割り切って2台持っておく方が便利ですよ(^^)